森村泰昌 自画像の美術史~「私」と「わたし」が出会うとき

森村泰昌 自画像的作品~セルフ・ポートレイト写真

          at 国立国際美術館(シーザー・ペリ)

 

森村泰昌氏のセルフ・ポートレイト写真を鑑賞するには美術史の知識が必要だ。

何故、その絵画なのか。何故、その作品なのか。

ある程度、自分自身の考えを整理しておかないと

森村氏の解釈や批評に影響されてしまうと思うからだ。

現代美術に対して私自身の解釈はあまり予備知識を持たずに

楽しいか 、楽しくないか、興味が有るか、興味が無いか

自身の感覚のみで良いと考えている。

森村氏の作品は現代美術作家のよく有りがちな一方通行では無く

鑑賞者の意見や考えを問いかけている様に思う。

つまり、知識や見識が無いとつまらない作品なのだ。

同時に自身の知識の不足や見識の無さを思い知らされる。

この様な現代美術は稀有であると思うが少々、面倒くさい。

ポートレイト写真は10作品程度にして欲しい。

 

akira