鶴亭~江戸花鳥画のトップランナー

鶴亭・初めての回顧展~黄檗僧と文人画家

     at 神戸市立博物館

 

鶴亭、まったく知らなかった。

経歴が興味深い、長崎で禅宗の黄檗僧になる。

南蘋風花鳥画(中国由来の吉祥花鳥画)を学び

20代半ばで還俗(僧をやめる事)し、

京都、大阪で画業を始め、自身の作風を確立すると共に

当時の画家に大きな影響を与えたとの事。

40代半ばで黄檗僧に戻るが生涯、画家でありました。

 

同世代の伊藤若冲(1716~1800)と池大雅(1723~76)は

鶴亭(1722~85)に出会わなければ

現代の様な評価になっていなかったかも知れない。

是非、見るべき展覧会である。

人と出会うって、不思議な縁でせう。

 

                             akira